近年、食生活の偏り、運動不足、ストレスなど様々な要因により、血液循環が悪くなっており、特に女性では骨盤内（子宮卵巣）血流の循環不全が引き起こされていると言われています。血流循環不全は基礎代謝を下げ低体温となります。子宮卵巣の循環不全はホルモンの作用を減弱し、排卵や着床にも悪影響を与えます。
当院では、これらの悪循環を断ち切るために、遠赤外線による直接的な血流改善療法と間接的な経穴点（つぼ）への刺激（主に火を使わない温熱灸を使用します）を併用した温熱療法を行っています。
温熱療法で血流を改善することで子宮・卵巣へのホルモン効果を高めたり、卵巣機能や子宮内膜への改善効果が期待できます。

対象は、着床不全を疑う方、人工授精中の方では卵巣機能が低い、排卵が不安定、子宮内膜が薄いなどの方になります。その他冷え性が強いなど代謝や血流が悪いと考えられる方なども対象になります。

治療前に一度、末梢血流や基礎代謝などを測定し、効果が期待できるかどうかの適用を確認しています。